
大王製紙の歴史と沿革
By ティッシュソムリエ, 2015年3月26日
- 1928年
- 井川伊勢吉、三島にて製紙原料商を始める
- 1943年
- 「大王製紙株式会社」設立(14工場が合同合併し設立)
- 1947年
- 井川伊勢吉社長が銅山川の流れを見たことから、銅山川疎水事業の取り組みが始まる
- 和紙抄造から洋紙抄造への転換を図る
- 1950年
- 新聞用紙市場へ本格参入する
- 1953年
- 上質紙の製造販売を開始
- 銅山川第一ダム・柳瀬ダム竣工
- 1954年
- クラフトパルプ製造設備、KPI設備を新設
- 四国初のKP工場で未晒パルプの製造を開始する
- 1955年
- KP晒設備が完成し、晒クラフトパルプの製造を開始する
- 1957年
- 山林を購入し育苗造林を開始
- 川之江・3号抄紙機(円網多筒式)新設
- 大王製紙初のライナー専抄機で、日本初のクラフトライナーを抄造
- オールバージンパルプのライナー(Kライナー、KSライナー)を上市
- 三島・10号抄紙機(長網多筒式/新聞用紙2本取り、142インチの大型抄紙機)新設
- KP配合の高品質新聞用紙を上市
- 1961年
- 株式を大証・東証の一部へ上場
- 1963年
- 三島・自家発電設備(1号タービン、ボイラー)新設
- 1966年
- 海外留学制度の第1号生が米国メーン大学へ留学
- 1967年
- 5月に北米チップ専用船第1号「大王丸」が就航し、7月に三島港へ初入港する
- 村松工業地A工区の埋立着工(~48年9月)
- 1969年
- 三島・DIP製造設備を新設(脱墨パルプの生産開始)
- 1972年
- 村松工業用地B工区埋立に着工(~50年5月)
- 1973年
- 新工場・N1号抄紙機(インバーフォーム五層抄き/ライナー抄造)新設
- ADP、WPの古紙処理設備新設
- 新工場・N2号抄紙機(インバーフォーム五層抄き/ライナー抄造)新設
- 新工場・N3号抄紙機(長網多筒式/新聞用紙5本取り)新設
- 1974年
- 三島新工場竣工
- エリエールゴルフクラブ(財田)オープン
- 1975年
- 本社に営業本部を設置し、総合製紙メーカーへの独自の販売体制を築く(販売戦略”自ら生産したものは、自らの手で売る”の原点となる)
- 1976年
- 三島・第3次総合排水処理設備竣工
- (46~52年一連の公害防止設備を完成させる)
- 1977年
- TMP設備完成
- 新工場・N4号抄紙機(ベルベフォーマー型/新聞用紙5本取り)新設
- (N4号機完成によって三島工場は、単一工場として世界最大の規模となる)
- 1978年
- 一般紙市場に本格参入、PPC用紙の製造販売を開始
- 1979年
- 三島工場が53年度電気使用合理化優秀工場として通産大臣賞受賞
- フォーム用紙の製造販売を開始
- ティシューペーパー「エリエール」の製造販売を開始(家庭紙市場に参入)
- レストラン・エリエールの第1号店を開店(外食事業に進出)
- トイレットティシューの製造販売を開始
- 1980年
- 塗工紙(コート紙)分野に参入
- 紙おむつの製造販売を開始
- 1981年
- ノーカーボン紙の製造販売を開始
- 村松工業用地C工区埋立着工(~63年6月)
- 1982年
- 生理用ナプキンの製造販売を開始
- 第1回エリエール女子オープンゴルフトーナメント開催
- 1983年
- 三島工場が、全国先端事業所百選のFA部門に選ばれる
- 1984年
- 株式が大阪証券取引所市場第一部に昇格
- 1985年
- ミルワイドシステムの稼動
- (紙パ業界初の総合生産管理システムが順次稼動)
- 1986年
- ティシューペーパーのシェア1位に
- 1987年
- N7号機他の起工式を挙行し三島臨海工場の建設に着工
- 1988年
- 東京証券取引所市場第一部に株式を再上場
- 新工場・11号タービン設置(自家発電率が100%になる)
- 1989年
- 南米チリに植林会社「フォレスタル・アンチレ」を設立
- 1990年
- 三島臨海工場の新設計画が完了
- 国内初のクラフト再生紙全品種の品揃え
- 1992年
- エリエールテクセル(株)を設立(粘着紙分野に参入)
- 1993年
- 創立50周年
- DAIO地球環境憲章を制定
- 1995年
- 井川高雄会長がベルナルド・オヒギンス勲章を受賞
- 1996年
- いわき大王製紙(株)設立
- 1998年
- いわき大王製紙(株)が日本経済新聞社の「優秀先端事業所賞」を受賞(環境への配慮等が先進的な事業所が表彰対象)
- 業界で初めて古紙100%の新聞用紙生産・販売開始
- エリエールスクエア札幌 渡辺淳一文学館オープン
- エリエールスクエア松山オープン
- 1999年
- 第8回地球環境大賞「環境庁長官賞」を受賞
- (産業の発展と地域環境保全の共生に貢献した企業が表彰対象)
- 2000年
- 三島工場、いわき大王製紙ISO9002(品質管理・保証システム)認証取得
- 三島工場、川之江工場ISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得
- 豪州タスマニア島にて植林開始
- いわき大王製紙 リサイクル推進功労者等表彰で通産大臣賞を受賞
- 2001年
- 当社チリ植林地で育てたユーカリのチップが初めて三島工場に入荷される
- 富郷ダムより工業用水取水開始
- RORO船就航
- 「超々軽量」新聞用紙の開発で2000年日経優秀製品・サービス賞受賞
- 2002年
- FSC®森林認証(CoC認証)取得
- フォレスタル・アンチレ社 FSC®認証(FM,CoC認証)取得
- 2003年
- 民間企業への電力販売事業を開始
- FSC森林認証紙の販売を開始
- バイオマスボイラーが完成・稼動
- 2005年
- 国内で初めて製紙スラッジからの填料を再生し、製紙原料として再利用することに成功
- 製紙スラッジを再利用した100%資源循環紙(完全再生紙)発売
- 金王衛生用品有限公司設立
- 2006年
- 北越製紙との技術提携基本契約を締結
- 2007年
- 三島川之江港がリサイクルポートに認定
- 名古屋パルプ(株)と合併し、名古屋パルプ(株)は大王製紙(株)可児工場となる
- 三島工場に塗工紙生産設備(N10マシン)が完成・稼動開始
- P&Gの大人用紙おむつブランド「アテント」を事業移管
- 2008年
- 再生填料製造設備稼働
- グリーン物流パートナーシップ会議の推進事業に当社と紀州製紙が認定
- 2009年
- 薄くて軽いコピー用紙「まじ軽っ!(マジカル)」を発売
- 古紙パルプと間伐材パルプを組み合わせたコピー用紙「木になる紙」を発売
- 2010年
- 新・潤いティシュー「エリエール+Water」を発売
- 2011年
- エリエールインターナショナルタイランドを設立し、タイに当社初の海外自社工場となる子ども用紙おむつ工場建設開始